文学部・心身科学部同窓会会員の皆様、並びに大学・学部関係者の皆様には、安寧にお過ごしのことと存じます。
私が会長の任を仰せつかってからの数年間は、新型コロナウイルス旋風が吹き荒れ、私たちのの当たり前だと思っていた日常がことごとく破壊された日々でした。コロナ禍は、まだ完全な収束とはいきませんが、今、私たちは新たな日常を取り戻しつつあります。
そのような中、私たちは本会創立50周年を迎えることができました。昨年お亡くなりになられた片山和夫初代会長を始めとして、歴代先輩方のご苦労の数々が大きく花開いていることを、胸を張ってお伝えできること、そして1978(昭和53)年に入学した私が、今、会長として創立50周年に迎える立場にいることを誇らしく思わずにはいられません。
少子高齢化の中、大学を取り巻く環境は厳しさを増しています。その中で、勝ち抜いていくのは決して楽なことではありません。本学は安泰という保証はありません。それゆえに、大学をもり立てていく大きな輪のひとつとして、私たち同窓会を始めとした卒業生の力はますます貴重であり、重要だと思います。
創立50周年から次の50年に向けて、心を新たに進んでいきたいと思います。
愛知学院大学同窓会けやき会 会長 小田 久洋(心理学科58年卒)